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くらしのマーケットで予約が増えてきた張替店の、受けたあとの事務のさばき方

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公開日: 2026-09-06筆者: 谷澤 悠太株式会社りぶずけあ 代表取締役
目次
  1. くらしのマーケットで予約が増えると、何が最初にパンクしますか?
  2. 作業当日の追加注文はどう扱えばいいですか?
  3. 確定申告のために普段からやっておくべきことは?
  4. リピートや紹介にはどうつなげればいいですか?
  5. まとめ

くらしのマーケットやミツモアに出店して、予約がぽつぽつ入るようになってきた——畳・襖・障子・網戸・クロスの張替店で、いまこの段階の方は多いはずです。集客の悩みはプラットフォームがかなり解決してくれます。その代わり、件数が増えるほど重くなるのが「受けたあとの事務」です。この記事では、予約が増えてきた店の事務の回し方を整理します。

筆者プロフィール: 谷澤 悠太 — 株式会社りぶずけあ 代表取締役。名古屋市でリフォーム業を営んで5期目(2021年創業)。

くらしのマーケットで予約が増えると、何が最初にパンクしますか?

直答: 集客はプラットフォームが解決してくれるので、パンクするのは「受けたあと」です。どの家で・いつ・何を・いくらでやるかの記録、当日の追加注文のメモ、領収書の発行、材料費の記録が、予約件数に比例して溜まります。

月2〜3件のうちは、予約メッセージの画面を見返せばなんとかなります。月10件を超えたあたりから、次の症状が出はじめます

  • 予定の把握がメッセージ頼み: 「来週の水曜って、どこのお宅だっけ」をアプリのメッセージ履歴をさかのぼって探す
  • お客さんの情報が散らばる: 住所はメッセージ、駐車場の注意は自分のメモ帳、前回やった内容は記憶——リピートの依頼が来たときに前回の内容が出てこない
  • 紙が溜まる: 領収書の控え、材料を買ったレシート、採寸メモ。申告期にまとめて後悔するやつです

対策はシンプルで、「1件の予約=1件の記録」を受けた瞬間に作ることです。日付・住所・作業内容・金額を1か所に書く。手帳でもスマホでも構いませんが、置き場所を1つに決めるのが肝心です。メッセージ画面は「連絡の場所」であって「記録の場所」ではない、と割り切ると事務が崩れません。

作業当日の追加注文はどう扱えばいいですか?

直答: その場で内容と金額をスマホに記録し、作業前に金額を伝えて了承をもらいます。事後の口頭精算はレビュー評価に直結するトラブルの元です。

張替の現場では、当日の追加が本当によく起きます。「せっかくだから襖もう1枚」「網戸も見てもらえる?」——ありがたい話ですが、プラットフォーム経由の仕事は星の評価が次の予約に直結するので、金額の行き違いは普通の仕事以上に致命傷です。

順番はこれだけです。

  1. その場でスマホに記録: 追加の内容と金額をメモする(口頭だけにしない)
  2. 作業の前に金額を言い切る: 「襖1枚追加で◯◯円になりますが、よろしいですか」まで言ってから手を動かす
  3. 完了時に合計を確認: 当初分+追加分の合計を見せて精算する

事後に「実は追加分がありまして」とやると、金額が小さくても印象は最悪です。逆に、その場で金額を明示して了承を取る店は、それだけで「きちんとした店」のレビューがつきます。

確定申告のために普段からやっておくべきことは?

直答: 売上側はプラットフォームの明細で追えますが、材料費(原価)の記録は自分で残すしかありません。レシートをその日のうちに案件と紐づけて記録する習慣をつけると、申告期に領収書の山と格闘せずに済みます。

プラットフォーム経由の仕事は、売上の記録性は実はかなり良いほうです。入金明細も手数料も向こうが計算してくれます。穴になるのは支出側、つまり襖紙・畳表・網など材料のレシートです。

  • レシートは「どの現場の分か」が分かる形で残す(現場名をレシートに書くだけでも違います)
  • 月末にまとめてやろうとしない。買ったその日に記録が結局一番速い
  • 電子帳簿保存の要件も年々変わっています。詳しくはリフォーム業の電子帳簿保存法対応にまとめてあります

材料費が現場ごとに記録できていると、申告が楽になるだけでなく、「この仕事、実はいくら残ったのか」が見えるようになります。プラットフォームの手数料を引いた実入りで儲かる仕事とそうでない仕事が分かると、どの依頼を優先するかの判断も変わってきます。

リピートや紹介にはどうつなげればいいですか?

直答: 仕上がりの写真と作業内容の記録を残しておくことです。次の依頼が来たときに「前回は◯◯を張り替えましたね」から入れる店は強い。なお、プラットフォームの外への直接の誘導は規約違反になるサービスが多いので、そこは無理をしないのが安全です。

張替は数年おきに必ず繰り返す仕事です。前回の記録——いつ・どの部屋・どの紙で・いくらだったか——が残っている店は、再依頼のときの見積が一瞬で出せますし、お客さんからすれば「覚えていてくれた」体験になります。施工後の写真を1枚撮って記録に添えておくだけで、次回の提案の質が変わります。

まとめ

  • 予約が増えて重くなるのは受注後の事務。「1件の予約=1件の記録」を受けた瞬間に作る
  • 当日の追加は記録→金額を言い切る→了承→作業の順。事後精算はレビューに響く
  • 材料のレシートはその日のうちに現場と紐づける。申告が楽になり、現場ごとの実入りも見える
  • 仕上がり写真と作業記録がリピートの武器になる。プラットフォーム外への誘導は規約を確認してから
この記事を書いた人 谷澤 悠太株式会社りぶずけあ 代表取締役

名古屋市でリフォーム会社を共同経営(2021年創業・5期目)。現場の見積・請求の実務に合わせて、リフォーム店向け業務サービス「リフォラク」を開発・運営しています。

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