案件の粗利を確認するには?(粗利=受注額−原価)
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案件の「ホーム」タブにある「収支」カードで、契約・請求・入金・原価・利益・利益率がひと目で見られます。利益(粗利)は「契約金額−原価」で自動計算。電卓もExcelも要りません。
粗利は「税抜」で出します(建設業の相場や決算書と同じ見方)。画面のラベルに「(税抜)」と付くので、どちらで出ているかはいつでも確認できます。ブラウザ版・iPhone・iPadアプリとも、収支カードの項目を同じ基準(税抜)にそろえ、もう一方(税込)を括弧つきで小さく添えて表示します。
粗利が出る条件は2つ
- 見積を受注にする: 受注すると契約金額が決まります(=売上側)。
- 原価を入れる: 案件の「原価」タブで実費を記録します(=支出側)。入れかたは かかった原価を記録するには? をどうぞ。
どちらかが入っていないと計算できません。「収支データなし」と出るときは、まずこの2つを確認してください。
収支カードの見かた(案件のホームタブ)
案件を開くと、ホーム(最初の画面)に「収支」カードがあります。
- 契約(税抜): 受注した契約金額から消費税を除いた金額
- 請求(税抜): 発行済みの請求書の合計から消費税を除いた金額
- 入金(税抜): 記録した入金の合計から消費税を除いた金額(→ 下のQ&Aもどうぞ)
- 原価(税抜): 原価(実費)の合計から消費税を除いた金額
- 利益(税抜): 契約−原価。マイナス(赤字)は赤い字になります
- 利益率(税抜): 契約に対する利益の割合
6項目とも同じ基準(税抜)で並び、その下に小さく括弧つきでもう一方(例: 「(税込 ¥6,533,614)」)も出ます。お客様とやりとりする税込の金額もそのまま確認できます。免税事業者の会社は主と従が入れ替わり、6項目とも「(税込)」が大きく、括弧の中が「税抜 ¥◯」になります。
契約が複数ある案件(追加工事など)でも、粗利は案件(現場)ごとにまとめて出します。請求・入金が済んだかどうかは、「見積書・契約」タブで契約ごとに見られます(工事日程と「回収待ち」の使い方)。
「収支」の横の ⓘ を押すと、税抜で出す理由と、会社情報への入り口(オーナー・管理者のみ)が出ます。
原価タブでも見られます
「原価」タブの「原価(実費)」を開くと、合計カードに「原価率(税抜)」と「実績粗利(税抜・受注額−実費)」が出ます。一覧の各行の金額は、入れたとおりの税込のままです(税抜で粗利を出す会社では、金額の下に小さく「税抜 ¥◯」も出ます)。

工事前に読む: 実行予算と粗利見込
工事が終わる前でも、着地の粗利を先に読めます。
- 原価タブの切り替えで「実行予算」を選び、予想原価(材料・外注・諸経費など)を行で足すと、「粗利見込(税抜・受注額−実行予算)」が出ます。
- 実費側の合計カードには「消化◯%・残◯円」のバーが出て、実費が予算を超えると赤くなります。
- 式で整理すると: 粗利見込=受注額−実行予算(工事前の読み)/実績粗利=受注額−実費(工事後の答え合わせ)。
- 外注さんの見積を「原価として取り込む」と、その直後に実行予算にも入れられます(外注さんの見積を取り込んだら、そのまま実行予算にも入れるには?)。
見積を作りながら読む: 合計バーの「粗利見込」
見積の編集画面の合計の上に、「粗利見込 32.4%(¥128,000)」のような1行が常に出ます(案件のある見積で、原価を見られる方に出ます)。
- 計算は「この見積1本の税抜合計−案件の実行予算の合計」です(免税事業者の会社は税込どうしで引きます)。基準(税抜・税込)は案件の収支と同じです。右側に「実行予算 ¥◯・税抜」と、使った実行予算が出ます。
- 単価や数量を直すと、その場で数字が変わります。値引きも反映されます。
- 粗利がプラスなら緑、マイナスなら赤で出ます。
- 案件に見積が複数あっても、開いている見積だけで計算します(A案・B案を比べられます)。
- 実行予算がまだ無いときは「粗利見込 —」と「実行予算を入れると出ます ›」が出ます。 タップすると案件の実行予算が開くので、その場で予想原価を足せます。閉じると粗利見込が出ます。
- ⓘ を押すと「この見積で受注した場合の粗利見込です。原価は案件の実行予算の合計を使います。」と説明が出ます。
- 合計バーの表示は画面だけです。見積書PDFには出ません。
- 案件が決まっていない見積では出ません(案件から作り始めた見積には最初から出ます)。保存して案件を決めると出ます。
案件画面の粗利見込と数字が変わることがあります。 合計バーは受注前でも出ます。案件画面の粗利見込は「契約の合計−実行予算」なので、受注前は出ません。契約が複数ある案件(追加工事など)では、合計バーはこの見積1本だけで計算するので、案件画面より小さく出ます。受注後に契約の金額が見積と違うときも、数字がずれます。どちらも計算の元が違うだけで、間違いではありません。実行予算が無いときは「—」と「実行予算を入れると出ます ›」が出ます。

実行予算がまだ無いときは、こう出ます。

月ごとの利益はホームのサマリーで
アプリのホームのサマリーには「受注額(税抜)」「売上(完了日・税抜)」「利益(税抜)」が出て、それぞれの下に「(税込 ¥◯)」も小さく添えられます。期間内に工事完了日を入れた案件の契約金額が売上になり、そこからその案件の原価を引いたものが利益です(受注しただけでは売上に入りません)。受注額・売上・利益は案件の収支と同じ基準(税抜)でそろえています。
売上をいつ計上するか(売上計上基準)は「工事完了日基準」と「請求日基準」から選べます。請求日基準にすると、請求済み・入金済みの請求書を請求日で売上にし(下書きは含みません)、ホームの表示も「売上(請求日・税抜)」に変わります。変えられるのはオーナーで、アプリは「設定」→「組織設定」、ブラウザ版は「設定」→「組織設定」の「売上計上基準」です。くわしくは 工事日程と「回収待ち」の使い方 をどうぞ。
よくある質問
Q. 利益がマイナスになる・思ったより大きい
A. 定番は「原価の入れ漏れ」と「見積が受注前(契約が0円)」の2つです。原価タブに実費が全部入っているか、見積が受注になっているかを確認してください。
Q. 粗利は誰が見られる?
A. 同じ会社(組織)のメンバー全員が見られます。
Q. 消費税はどう考えればいい?
A. 粗利は税抜で出します。契約金額に含まれる消費税と、原価に含まれる消費税をそれぞれ除いてから差を取るので、税込と税抜が混ざってずれることはありません。原価は税込で入れるのが基本です(レシートの税込金額をそのまま入れれば、消費税の分は自動で分かれます)。仕入先の請求書が税抜表示(外税)のときは、原価の入力で「税抜で入力」をオンにしてください。入れ方は かかった原価を記録するには? の「消費税の入れ方」をどうぞ。
Q. 会社情報の「消費税の申告(課税事業者/免税事業者)」は何?
A. 粗利を税抜で見るか税込で見るかの基準です。消費税を納めている会社は「課税事業者」、納めていない会社は「免税事業者」を選びます(未選択のときは課税事業者として扱い、税抜で表示します)。わからないときは税理士さんに確認してください(売上1,000万円以下でインボイス登録していない会社は免税のことが多いです)。変えられるのはオーナー・管理者です。設定の場所はブラウザ版の「設定」→「会社情報(発行者・インボイス番号)」、iPhone・iPadアプリでは「インボイス設定」の画面です。
Q. うちは免税事業者(消費税を納めていない)です
A. 免税事業者の会社は、支払った消費税も実際のコストなので税込で見るのが実態に合います。会社情報の「消費税の申告」で「免税事業者」を選ぶと、粗利・利益・原価率・ホームの受注額・売上・利益がすべて税込になり、ラベルも「(税込)」に変わります(ブラウザ版・iPhone・iPadアプリともに選んだ時点から切り替わります)。
Q. 請求・入金の税抜はどう出しているの?
A. 請求と入金で出し方が違います。請求は請求書に消費税額が記録されているので、合計からその消費税を引いた正確な金額です。入金は記録の作りが違い、「振り込まれた金額(税込)」を1件ずつ記録する台帳で消費税の欄がありません。そのため、紐づけた請求書の税率から割り戻した目安の金額を税抜として出しています(請求書に紐づけていない入金は10%として計算します)。
Q. 入金の税抜は、正確な消費税を引いた金額ですか?
A. いいえ。上のとおり割り戻した目安です。1件ずつ1円未満を切り捨てるので、請求書に記録された消費税を足し上げた金額とは数円ずれることがあります(ずれるとしても1件につき1円未満の切り捨て分です)。消費税の申告や帳簿に使う金額は、必ず請求書側の消費税額をご覧ください。入金の税抜は「だいたいの手残りを見る」ためのものです。実際に振り込まれた税込の金額は、タイルの括弧の中と「請求・入金」タブの「合計(税込)」にそのまま出ています。
Q. 税込の金額も見たい
A. 収支カードは、主に出す基準(会社情報の「消費税の申告」で決まります)を大きく、もう一方を括弧つきで小さく、6項目すべてに併記しています。どちらかを選ぶ設定は要りません。
関連する使い方
解決しない場合: [email protected] までご連絡ください。
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